Substackで多言語版(英語版)のポストを作成する方法
英語以外の記事がついにグローバルに届く時代に!
2026年7月1日から、Substackがスーパーグローバルなサービスになりました。
「Introducing country leaderboards and post translations」
国別のリーダーボード(ランキング)
記事翻訳機能
の2つが実装されたよ!ということです。
残念ながら国別リーダーボードの方は英国、フランス、イタリア、オランダ、スペインの5カ国だけなのですが、
If you don’t see your country listed here yet, stay tuned.
あなたの国がまだリストになくても、続報を待っていてほしい。
ということなので、そのうち日本など他の国のリーダーボードも実装されそうですね!
さてさて、サブスタユーザーにとってより重要なのは、「記事翻訳機能」の方ですね。
記事翻訳機能とは
今年(2026年)の4月に短文コンテンツ(Notes)の翻訳機能が導入されていましたが、7月からは長文記事(Posts)も翻訳できるようになったのです。
具体的には、
英語から15言語へ
100の言語から英語へ
の自動翻訳に対応とのこと。
この発表で、Substackはエモい宣言をしてます。
This means language no longer has to be a barrier for the work you publish.
「言語はもはや、あなたの作品を発信する際の障壁ではなくなる」
記事を多言語で公開する方法
Substackで発信をしている人にとって、ここからが重要な情報となります。
自分の書いた記事が、どうしたら多言語に自動翻訳されるようになるのか?
その設定方法についても公式のマニュアルがあったので、手順をご紹介します。
実際に僕もやってみたので、順を追って説明しますね。
まず、Substackの「ダッシュボード画面」に行って、「設定」ボタンを押します。
少しスクロールすると、「追加のポスト言語」と「自動翻訳を許可」の項目があるので、どちらもONにします。
設定が保存されているのを確認したら、早速新しいポストを作成してみましょう。
すると、記事タイトルの上に言語選択(言語版)のタブが表示されるようになっています。
(もし反映されていない場合は、ページをリロードしてみてください。それでもダメなら、設定画面に戻って追加のポスト言語がONになっているか確認してください。)
続いて、自分の好きな言語で記事を書き始めてみてください。
そうすると、エディターが自動で言語を検出して、デフォルトの言語として設定されます。
英語以外の言語もたくさん選択肢があります。
試しに言語選択のタブからEnglishをクリックしてみると…
このように、カスタムで翻訳版を書くことができるようになっています。
自動翻訳を許可しておけば英語には自動翻訳されますが、自分でカスタム翻訳できるのも嬉しいですね。また、他の言語に関してもこの機能を使えば現時点でも公開していくことができます(試しに色んな言語でやってみようかな)。
基本的には自動翻訳をONにしておいて、とりあえず英語でも公開してみる。
英語ができる人は、自分でカスタム翻訳した英語版を公開してみる。
もし他の言語でも出したい人は、その言語をONにしてカスタム翻訳してみる。
といった運用になるのかと思います。
試しにこの記事の公開設定に行ってみると…
「言語版」というメニューが追加されていますね!
これからSubstackで様々な言語で同じ記事を公開できるようになると思うと、ワクワクしますね!世界との距離がグッと縮まった感じがします!
数字が示すSubstackの「米国以外」での伸び
さて、ここからは冒頭で紹介したSubstack公式記事の内容をもう少しだけ紹介します。
この記事で僕が注目したのは、米国以外でのSubstackの利用状況です。
有料クリエイターの3人に1人が、すでに米国外にいる
欧州だけで、Substackクリエイターは年間合計9,000万ドルを稼いでいる
とのこと。
さらに、オランダ語のフードライターさんは95カ国に読者を持っていたり、フランスの映画評論家やイタリアのコラムニストがグローバルランキングの上位に入っていたりと、英語圏以外のクリエイターたちがすでに世界中で読まれはじめているのです。
Substackはもはや「米国のサービス」ではなくなりつつあるんですね。
記事の中で、Substack自身もこのように語っています。
All of this is to say that we are building a truly global economic engine for culture; a place where geography or language should not inhibit your scale and ambition for your community, or how far your ideas can spread.
・文化のための真にグローバルな経済エンジンをつくる
・地理や言語によって、アイデアがどこまで広がるかや、コミュニティをどこまで拡大できるかが縛られない場所にしたい
本当にこのようなサービスが実現すれば、「書いて発信する」という行為の価値が大きく変わりそうですね。
で、日本はどうなのか?
Substackが米国以外でも使われているサービスになってきていることは分かったのですが、一方で日本での状況はどうなのでしょうか?
今回リーダーボードが導入された5カ国に、日本は入っていないんですよね。
これを「日本は遅れていて残念…」と読むこともできるのですが、僕はむしろ逆だと思っています。
日本のSubstackは、まだ「早すぎる」くらいの超初期フェーズにある。 つまり、今から始める人には、先行者としての大きなチャンスが残されているということです。
実際、僕がSubstackのアカウントを作った頃は、日本人ユーザーはほとんど存在していませんでした。数ヶ月前までは、英文記事を購読するための「読む専用」アカウントとして使っていたくらいです。
それが最近になって、日本でも急に流行りはじめそうな気配が出てきました。そして今回の発表で、Substack本体が非英語圏への投資を本気で加速させることがはっきりしたわけです。
こういった流れが重なるタイミングって、そう多くないと思うんですよね。
ちなみに、先日ご縁があってSubstackの日本市場の責任者に就任された方(なんと、同郷の新潟出身でした!)とお話ししたのですが、これから益々日本でも盛り上がっていきそうでワクワクしました!
「日本語で書く」ことの意味が変わる
今回のアップデートでぶっち切りに大きいのは、やはり多言語翻訳機能です。
これまで、日本語で書くということは、読者が日本語話者に限定されるということでした。世界に届けたければ英語で書くしかない。でも英語で書くのは、正直かなりハードルが高い。(実は僕も「そのうち英語で投稿してみようかな…」と思ったまま、ずっと後回しにしてきた一人です。笑)
それが、プラットフォーム側が翻訳を担ってくれるなら、話は変わってきます。
日本語で、自分の言葉で、自分にしか書けないことを書く。それが世界中の読者に届く可能性がある ── これは、日本語で発信する人間にとって、とても大きな変化なのではないでしょうか。
しかも、以前の記事でも書いた通り、AI時代には「何を書くか」よりも「誰が書くか」、そして「オリジナリティのある情報が書かれているか」が重要になります。
日本にいる僕らが持っている一次情報 ── 例えば僕であれば、日本のスタートアップの現場、地方のリアル、日本文化の内側からの視点 ── は、世界から見れば十分にオリジナルで、価値のある情報なのかもしれません。
新潟から、世界へ
僕がこのShibuyanalysisで掲げているのは、「故郷の新潟から、世界最先端のテクノロジーの話まで」というテーマです。
これまでは「世界の最先端情報を日本に届ける」という一方通行のイメージが強かったのですが、今回の発表を読んで、逆方向の矢印もあり得るのだと気づきました。
新潟から書いたものが、世界に届くという矢印です。
地理や言語が障壁でなくなるなら、どこに住んでいるかは発信の不便さにますます関係なくなります。大切なのは、自分にしか書けないことを持っているかどうか。そして、書きはじめるかどうか。
日本のリーダーボードができる頃には、そこに載る日本人クリエイターの顔ぶれは、もうある程度決まりはじめているのかもしれません。
だったら、今から書きはじめておいて損はないのではないでしょうか。
僕もその一人として、この記事をさっそく多言語で公開してみようと思います。世界のどこかの誰かに届いたら、嬉しいなあ。
ということで、今後もSubstackの最新情報について発信していこうと思いますので、ぜひ登録していただけたら嬉しいです!










